yosida95 の2018年まとめ

ことし始めたこと

ことし始めた主なことは以下の3つです。

  • 自動車の運転
  • 筋力トレーニング
  • ボイストレーニング

このうち、筋力トレーニングとボイストレーニングについては10月のブログエントリ「 ご報告 」でも触れました。

自動車の運転

もともと「自動車が空を飛ぶようになるまで車は運転しない」という信念を持っていました。 しかし、友人が運転する車にのせてもらったり、また「平成生まれが自分でハンドルを握ることが許される最後の人類になるのでは」と予感するにつれ、自分でも自動車を運転したくなってしまいました。

そこで去年(2017年)の11月に自動車教習所に入校して、仕事の合間に授業を受けたり実習を受けたりして、ことしの4月に卒業しました。 フレックスタイム勤務が便利 でした。

せっかくなら免許証の趣味性を高めてやろうと思い、「小型特殊」「原動機付自転車」「普通自動車」を連日(祝日を除く試験実施日)受験して、フルビットを狙える取り方をしました。 初めて交付される運転免許証はグリーン免許証ですが、わたしのように続けて異種免許を取得すると3年後の更新を待たずにブルー免許証が交付されます。

もし運転免許証の取得に失敗したら転職して完全自動運転自動車を開発するぞと決意していましたが、無事に自動車教習所を卒業して運転免許を取得することができました。

普通自動車の運転免許を取得した当日に加入したカーシェアリングサービスを活用して、長年トラックの運転手をしている父を助手席に乗せて教習では経験しない高速道路や山道での運転を練習したり、郊外型ショッピングモールに自分の運転で行ったり、旅行先で自分の運転で気ままに観光地を巡ったりしています。 カーシェアリングサービスの記録によれば、運転免許を取得してからのおよそ半年で 2,951km 運転したようです。

筋力トレーニング

7月4日にジムに入会しました。 目的は「筋力トレーニングを通して自覚的な『努力』を継続する力をつける」ことです。

入会初日の身体測定結果を基準にトレーナーと相談の上、体脂肪率を維持したまま筋肉量を 7.9kg 増やすことを目標に、現在に至るまで週に2、3日のペースでトレーニングを継続できています。 基本的にはひとりで黙々とトレーニングをしつつ、2週に1度程度パーソナルトレーナーについてもらってフォームの確認や新種目の導入をしています。

現在は主に以下の種目に取り組んでいます。

  • ベンチプレス
  • チェストプレス
  • ケーブルクロスオーバー
  • チンニング
  • ラットプルダウン
  • シットアップ
  • クランチ
  • レッグレイズ
  • バーベルスクワット
  • レッグプレス
  • レッグカール
  • レッグエクステンション

12月27日にトレーニング納めをしたところベンチプレスとバーベルスクワットでこれまでで最高の重量を持つことができ、自分の体重を超える負荷をかけられるようになったので成長を感じています。 実感としても特に大胸筋、上腕二頭筋および上腕三頭筋がはっきりと発達してきています。

ただ、筋肉を発達させるために食事量や食事内容をリッチにした影響で体脂肪も筋肉と同程度に増えてきてしまっているため、来年は有酸素運動の時間と強度を高めて増えてしまった体脂肪を落とすことにも取り組んでいきたいです。

ボイストレーニング

ジムに入会した翌週の7月12日にはボイストレーニングを行っているカルチャースクールに入所しました。 ボイストレーニングといってもボーカルトレーニングではなく、よりよい声のだし方や日本語の正しい発音方法、声の抑揚や高低による表現方法を学ぶものです。

入所の目的は、無機質な喋り方を脱して感情に富んだ表現方法学ぶことで、自分の感情をできるだけ豊かに会話相手に伝えられるようになる足がかりにしようというものです。 また副次的な目的として、もともと喉が弱く長めに話すと喉を痛めることが多く、また自分の声質に若干のコンプレックスがあったので、それらを改善できるのではないかという期待もありました。

入所してからおよそ半年になる現在は、基礎的なテクニックの習得が終わり、ナレーション原稿を読むなどして長文の中の適所で習得したテクニックを活用する訓練をしているところです。

講師の指摘により、もともと響きが豊かで通りやすいよい声質を持っているのに、どういうわけかその声の帯域を使わずにわざわざ無理をして通りづらい声で話していたということが判明しました。 この指摘により現在では無理のない発声で通りやすい声を出せるようになり、このことだけでも入所した価値がありました。

講師陣は Wikipedia にも項目があるような実績のあるプロの声優さんで、そのような講師陣から指導を受け、また元の声質にもよい評価を受けたことで、これまでに比べ自分の声に自信を持てるようになりました。

これからのこととしてより実践的な表現の手段として演劇に興味がわいており、趣味の範囲で所属できる社会人劇団を探したりもしていますが、いかんせん全くの未経験で観劇の習慣も無く何から手を付けてよいのかも分からいので、とりあえず来年からは観劇に取り組もうと考えています。

ことし買ってよかったもの

ことし買ってよかったものは次の2点です。

  • 電子ピアノ
  • パネルヒーター

電子ピアノ

わたしが4歳だったころに保育園の先生に憧れて習い始めたピアノでしたが、それから20年弱が経過した現在でも趣味として継続しています。 しかし4年前にひとり暮らしを始めて以来の家にピアノがない生活により「いつかは買うぞ」という思いが募って臨界点を突破したので、ついに決心して YAMAHA の CLP-675 を購入しました。

楽器屋さんで店員さんの説明を受けながらいろいろな機種を弾き比べてみましたが、実家で弾いていた YAMAHA のアップライトピアノ UX3 にタッチや音色が似ていて違和感がなかったこと、同じシリーズの下位機種と比較してこのグレードから有意に音質が向上することからこの機種を選択しました。 ただ、純正の高さ可変椅子の最低設定が高く弾きづらかったため、いまは粗末なパイプ椅子を使っています。

パネルヒーター

冷え性です。特に足元が冷えます。

自宅でパソコンに向かって仕事をする時に足元が冷えて集中力が続きません。 去年はひとり用のホットカーペットを導入してみましたがあまり暖まらず、そもそも脚を組むとまったく恩恵にあずかれず失敗しました。

そこでことしはパネルヒーターを導入してみました。 仕組みはホットカーペットと変わりませんが、三つ折りにして自立させて使用する構造になっており、これで足元を囲むように設置することで立体的に暖めることができます。

購入したのはアイリスオーヤマの PH-TSA デスクパネルヒーター です。

アイリスオーヤマ PH-TSA デスクパネルヒーター

ただ、パネルヒーターを設置しても足をフローリングに置いているとそこから熱を奪われてしまうので、パネルヒーターの手前にタイルカーペットを敷きました。 購入した製品は無印良品の ポリエステルクリンプタイルカーペット です。

このタイルカーペットはゴムの下地が厚めで断熱と滑り止めに優れ、毛足が長いので暖かくまだ裸足でも気持ちがよいです。

ことし観た映画

「恋は雨上がりのように」

「未来のミライ」

「 search 」

「スマホを落としただけなのに」

ことし観てよかったテレビアニメ

ことし視聴したアニメで、ことし放映されたアニメ以外も含みます。

「宇宙よりも遠い場所」

南極に行くという夢を周囲に無理だと嘲笑されながらも信じて取り組み続け、そのひたむきな姿に共鳴して集った仲間とともに南極に到達するという、女子高生4人の青春の物語です。 作品の評価も高くたくさんの論評もありますが、何を差し置いてもとにかく第1話24分を観れば続きを観ずにはいられなくなります。

フォーマットは「女の子だけが出てくるアニメ」ではありますが、決して教室や部室で無為な時間を過ごすような話では(そのような日常系も好きですが)ありません。

三宅日向「ふたりだけはなんか別だなぁって。なんか空気が違うっていうか。」「嘘ついてない感じ」

—第2話

白石結月「だってみなさん親友同士じゃないですか」

三宅日向「親友?」

白石結月「違うんですか?」

三宅日向「わたしたち出会って1ヶ月も経ってないぞ」

小淵沢報瀬「一緒に遊びに行ったこともないし」

玉木マリ「ただ同じところに向かおうとしているだけ。今のところは」

—第3話

小淵沢報瀬ちゃんを筆頭に登場人物は性格に一癖も二癖もあり、だからこそ登場人物が現実味を帯び、心理描写が鮮やかになって物語の深みを増しています。

ことし観てもっともよかったアニメです。

「月がきれい」

高校生男女の初々しいけれども真剣な恋愛を瑞々しく描いた作品です。

心がだめになっていた時期に観てさらに心を抉られました。 観る時期が違っていれば評価も変わったかもしれません。

作中で園田涼子のキャラクターボイスを担当した東山奈央さんが主題歌と往年の名曲をカバーした挿入歌を担当していて、その素朴な歌い方が作品の雰囲気ともマッチして味わい深くなっています。

「まおゆう魔王勇者」

魔王とそれを討伐することを目指す勇者がいるというファンタージ作品でよくある世界設定ながら、魔王(女性)が勇者(男性)に「わたしのものになれ」と持ちかけ、相互所有契約を結ぶところから始まる物語です。

魔王軍と人間が争う戦乱の世の中で魔王は人類の21世紀初頭レベルに該当する経済や農業を始めとする高度な知識を有しており、それを人間に伝授していくことで戦争特需や中央政府に頼らずとも豊かな生活ができるよう経済を発展させていくという切り口が面白かったです。

「舟を編む」

辞書の編纂に人生をかける冴えない出版社員たちの物語です。

ゆったりとした作中時間の流れながら、物語性には乏しくて取るに足らないような人々の人生がリアリティを持って描かれ重厚な余韻がありました。 このような「お仕事系」のアニメも好きで、ライトな作品では 「 SHIROBAKO 」「花咲くいろは」 もよい作品でした。

「魔法科高校の劣等生」

魔法を学ぶ国立大学附属高校が舞台の作品で、魔法がテーマの作品ながらファンタジーではなく、魔法が科学技術として体系的に整理され研究されている SF 世界の物語です。

「 GOSICK 」

ミステリー・推理ものの作品ではありますが、そこを楽しみたいのであれば他の本格的な作品を観たほうがよいと思います。

見どころは序盤は露悪的で人を遠ざけるような言動を取っていた探偵役のヴィクトリカと、彼女に振り回されながらも根気よく付き合っていた久城一弥が次第に惹かれあっていき、第二次世界大戦の戦乱によってふたりが引き裂かれてもお互いを求めて足掻いていくストーリーです。 そして悠木碧さんの声が素敵です。

ことし寄付した先

ことし寄付した先は以下の2つです。

  • Arch Linux
  • Wikipedia (Wikimedia Foundation)

Arch Linux

Arch Linux を Linux ディストリビューションとして使っていた期間はごく短いですが、 Linux 全般のトラブルシューティングについて ArchWiki には数え切れないほど助けられているので、この度 Arch Linux に寄付することにしました。 金額は $10 USD * 12 months として $120 USD です。

寄付してからしばらくして Arch Linux の donors に名前を載せてもらえました。

Wikipedia (Wikimedia Foundation)

これまでも Wikipedia には2014年から毎年数千円程度の寄付を行ってきましたが、ことしの7月からは毎月 ¥ 500円ずつ寄付する継続寄付するようにしました。 ことしの寄付額の合計は ¥ 3,000円です。

来年も引き続き寄付を行っていく予定です。

おわりに

平成最後のまとめなのでことしはリッチに「ことし始めたこと」「ことし買ってよかったもの」「ことし観た映画」「ことし観てよかったテレビアニメ」「ことし寄付した先」をまとめてみました。

なお、平成最後の大晦日は以下のような感じで始まりました。

ことしお世話になった皆さまにこの場を借りてお礼申し上げます。 2019年も引き続きよろしくお願い申し上げます。

よいお年をお迎えください。