ご報告

はじめに

個人の日記です。

恋人と破局しました。3ヶ月前のことです。喧嘩をしたというわけではなく、わたしの至らなかった点について指摘してもらったり、それについてわたしの気持ちを聞いてもらったりした上の結論としての破局であり、円満なものであるといえるかと思います。最後まで真摯で誠実に向き合ってくれた彼女には感謝しており、また尊敬もしています。

しかし、破局について納得できてしまっているという点から後悔も大きく、これまでの人生でも何度か経験してきたはずの出来事であるにもかかわらず、これまでになく落ち込んでいます。

元恋人は中学生時代の同級生で楽しかった当時の思い出を共有している相手であったことが、わたしをわたしの青春に明確な終止符が打たれた気分にさせて気分の落ち込みに拍車をかけているのかもしれません。

幸いなことによい友人たちを持ったもので、 Twitter で知り合ってから7年来の付き合いになる友人に加え、アメリカに移住した高校の同期も一時帰国したタイミングでわたしを連れ出した上でアドバイスをくれ、なんとか前向きに立ち直ることができています。

なお、この記事の推奨 BGM は東山奈央「月がきれい」です。できればフルで聴いてください。

「努力」について

わたしが好きな「森永みるく作『 GIRL FRIENDS 』」の5巻に「私…あの頃努力してなかったなあって思うんだ…」「一緒にいるための努力…努力しなくても仲良しでいられるのが友達だし好きあってれば同じ気持ちなはずだし一緒にいられるのが当たり前って思ってたのね…」というセリフがあります。

これまでのわたしの人生を振り返ると、何事においても「努力」を「努力」として取り組んだことがないように思います。楽しくてただ続けてきたことを他者からは努力だと評価されることはありますが、わたしとしてはあくまでもそれが努力であったとは考えていません。

もっともそれが理想的で、努力をしなくて済むなら、あるいは努力を努力と認識せずにできてしまうなら、それに越したことはないとも思います。

しかし、相手がいることである以上「楽しいこと」だけで済むはずはなく、また先を見据えて努力をしなくてはたどり着けない高みを目指したくなったとき、その経験がないわたしはちゃんと努力できるのか、そもそも努力するという発想に至るのかと考えると恐怖を感じました。

これからについて

幸い、自身を客観視した上での自己分析とその結果に基づいた問題解決をすることはそれなりにできると認識しているので、この3ヶ月間はいわば自分をハックすることに取り組んで来ました。

スポーツジム

まずは努力を努力と認識した上でちゃんと取り組む練習をすることを目的にスポーツジムに入会しました。

スポーツは小学2年生の頃に少年野球チームに1年ほど所属していたほかは、学校でリレーの選手に選抜されて簡単な練習をした程度の経験しかなく、つぶしが利かない分野であると言えます。

その中で筋肥大を目指す筋力トレーニングに取り組んでいます。当面の具体的な目標は筋肉量を7月はじめの時点から 7.9kg 増やすことで、9月はじめの時点(精度の高い最新の測定結果)では 1.5kg 増やすことができ順調に推移しています。

「筋肉は裏切らない」という言葉もある通り、自分の努力が筋肉量として定量的に評価できる点で努力の練習として適していると思い取り組んでいます。

また、一年間解約できないプランを契約した上で別途パーソナルトレーナーにもついてもらい、約束の相手を自分のほかにも作ることで筋肉のほかにわたしの精神も追い込むという継続するための対策もとっています。

ボイストレーニング

さらに、スポーツジムへの入会に加えてボイストレーニングを行うカルチャースクールにも入校しました。

わたしには自分のことやその感情を一歩引いて常に冷静に見てしまう嫌いがあります。あるいは理性が臆病なほどに強すぎて、自分の感情やその感情からくる行動を表出させられないとも言えます。この点は元恋人からも指摘されました。

また、表出させるにしても経験や場数が足らず「撮って出し」のそれを表現できないという欠点もあると感じました。知識としての語彙はあっても、こと感情においてはそれを尽くせないというもどかしさがあります。

そこで、まずは自分の感情をできるだけありのままに、そして豊かに表現できるようになりたい、その技術を習得する努力の緒としてのボイストレーニングです。

ボイストレーニングでは呼吸の仕方から発音するときの口の形や舌の位置、そしてフレーズのニュアンスやアクセントの付け方などを学んでいます。

わたしはどうも技術の理解とその実践が速いらしく、講師からは「君のカルテはふわっとポジティブなことばかりが書いてあって面白い」などと評価されており、こちらは楽しく身につけていくことができそうです。

また、「君みたいなタイプは技術の実践として劇団で演劇でもやってみるとよい」という話もされ、そういうことも楽しそうだなと少し興味を抱いています。

結びに

きょうはこの3ヶ月について振り返って自分なりにまとめました。今の気持ちや意識を文章として残しておくことで、さらに時間が経過した自分が今を振り返り現在の目的意識を再認識するための資料となることを願います。

また、冒頭に記したようにわたしを連れ出し直接話を聞いてくれた友人の他にも、わたしの様子を心配してくださった人がいらしたので、できるだけ飾らない言葉で何が起こったのか、そして現在は問題解決に取り組めていることを伝えることができたら幸いです。