3 級ファイナンシャル・プランニング技能士になりました

はじめに

こんにちは、 yosida95 です。

2019 年 5 月 26 日実施検定を受検し、本日合格が発表されました。 これによりわたしは国家試験に合格した「3 級ファイナンシャル・プランニング技能士」になりました。

なお、ファイナンシャル・プランニング技能士は業務独占資格ではなく名称独占資格であるため、ファイナンシャル・プランニング技能士ができることは「(合格級)級ファイナンシャル・プランニング技能士」を名乗ることのみです。

やったこと

検定申し込み

ファイナンシャル・プランニング技能士は一般社団法人金融財政事情研究会(きんざい)と特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本 FP 協会)の 2 団体が検定を実施しています。 このためどちらかの団体を選択した上で申し込みを行う必要があります。

検定は学科試験と実技試験から成り、学科試験は共通問題を利用しているものの、科目選択制の実技試験では一方でやっている科目は他方では実施されていないため、基本的には実技試験で選択する科目により申し込む団体が決まることになります。

ちなみに、実技試験の合格率は日本 FP 協会実施検定の方が幾分高いようですが、共通問題を利用する学科試験の合格率にも大きな差があるため、受検者の属性などが異なり意味のある比較にはなっていないかもしれません( きんざい 2019年1月実施検定合格率日本 FP 協会 2019 年 1 月実施 3 級検定合格率 )。

わたしは日本 FP 協会で受検しましたが、もともとはきんざいで受検しようと思っていました。 しかし、きんざいの Web 申し込みシステムがかなり不安になる作りをしていて、また公式サイトも日本 FP 協会に比べて手が行き届いていない様子が見て取れたので、「ここに住所やクレジットカード情報などを入力したくない」という気持ちになって日本 FP 協会を選択しました。 なお日本 FP 協会でも決済はクレジットカードではなくコンビニ店頭払いを利用しました。

参考書の音読

勉強期間はちょうど 1 週間で、 5 月 19 日から始めました。

当初の計画では改元に伴う 10 連休を勉強に充てようと思っていましたが、惰眠を弄っていたらあっという間に過ぎてしまいました。 なお、この日を迎えるまで随分前に購入した参考書はずっとスピーカーの台座として使っていました。

基本的な勉強方法は参考書を音読することで、検定日までの一週間で音読により 1 度通読しました。 参考書の説明が足らなかったり理解できなかった点は、国税庁のウェブサイトや保険会社のウェブサイトにある説明で補完しました。

ノートはそれを作ることが目的になってしまいそうだったので作らず、参考書に蛍光マーカーやボールペンで先のウェブサイトで得たり自分でまとめたりした補足情報を直接書き込みました。

なお、わたしが使用した参考書は解説の不足や頻出項目の漏れが多く、また用語の索引が「コンピューターの方がもっと形態素解析が上手だぞ」というレベルでかなり使いづらかったので、ここでは紹介しません。

過去の検定問題

検定前日(と検定当日の未明)は 日本 FP のウェブサイト で公開されている 過去の検定問題 のうち、昨年 2018 年の全 3 回分とことし 2019 年 1 月検定の計 4 回分の学科試験と実技試験を解きました。

すべての実施回で、学科試験と実技試験どちらもだいたい 20 分程度で解き終わり、正答率も合格基準の 60 % を超える 80% を超えたので、これなら本検定も大丈夫だろうと自信がつけることができました。

ただ、時間に追われていたために 4 回分の検定問題を一度に解き一度に答え合わせをするというスタイルでやったところ、解く度に誤った理解を訂正するというフィードバックができず、かつ誤った理解を反復してアウトプットしたためにそれが定着してしまうという問題が発生しました。 インプットとアウトプットのフィードバックループを細かく回すことの大切さを認識しました。

なお、過去の検定問題の解き方として、問題用紙に解答を直接記入し、答え合わせ、誤答の訂正とその解説も問題用紙に記入するという方法を採ったことで、それ単体でわたしの誤答の傾向とそれに対する正答と正しい理解がまとまった資料を作ることができました。 検定会場に移動する電車内と検定開始前の検定会場でこの資料を読むことで、かなり効率的な最後の足掻きをすることができました。

ちなみに、わたしの自宅にはプリンターがないため試験問題をセブンイレブンのマルチ複合機で印刷しました。 その際に両面印刷された用紙を 2 つ折りした上で中綴じして小冊子にする設定をした上で、原稿が 50% に縮小されるように A4 用紙を選択したところ、用紙枚数が本来の 1/4 になった上にコンパクトな A5 サイズの冊子ができてめちゃくちゃ便利でした。 ただ、日本 FP 協会の実技試験で出題される会社四季報や新聞記事を読み取る出題に添付される資料の文字がめちゃくちゃ細かくなって、それらの読み取りは難儀しました。

これから

2 級ファイナンシャル・プランニング技能士検定を受検することを予定しています。 今回の 3 級受検では短期間で知識を詰め込んだために、時間経過とともに多くを忘却していく恐れがあり、また、資産設計の実践における能力にはまだ不安があるため、それらを 2 級を目指すことにより補おうと思います。

合格発表